チャットボットの正答率を高めるには、工夫回答するカバー範囲を狭める方法、AIによる一問一答とシナリオの組み合わせや聞き返しのしくみがあります。

さらに有力な方法のひとつに「質問候補サジェスト」があります。

回答精度を高める「質問候補サジェスト」とは

チャットボットでは、ひとたび質問がされると、AIの学習度合いによってユーザーの意図を正しく解釈できるかどうかが問われます。

「質問候補サジェスト」では、ユーザーが質問を送信する前、つまり、質問の入力中に「もしかして、あなたの聞きたいことはこれですか?」とリアルタイムに質問の候補を提案します。

ユーザーの入力中に「もしかして、これですか?」と、質問の候補を事前に提案

例えば、「すみません、申込みがしたいのですが…」と質問された場合、AIの学習状況によっては、「すみません」という言葉に過剰に反応し、正しく申込みの意図が判断できない可能性もあります。

そこで、「すみません、申込みがしたい」と入力された時点で、「サービスの申込みをしたい」という候補を提示し、ユーザー自身に選択してもらうことで、正しい回答を返すしくみです。

ユーザーの意図を事前に推測でき、正答率が改善

このように便利な「質問候補サジェスト」機能ですが、すべてのチャットボットやチャットボット向けのAIの標準機能として備わっているわけではありません。

モビルスのチャットボットPDCA学習プラットフォーム「モビコンソール」では、AIの種類にかかわらず、「質問候補サジェスト」機能がご利用いただけます。

ユーザーの意図を質問や要望の入力中に推測し、事前に提案することによって、チャットボットの正答率の改善が期待できるしくみです。

コールセンターのBCP対策
質問候補サジェストの表示は、チャットボットの正答率を高めるだけでなく、ユーザーが質問内容を全文入力する手間の省略にもなります。
チャットボットやチャットサポート導入をお考えでしたら、ぜひ一度モビルスまでご相談ください。

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