「AIと人間の対話について、みなさんは懐疑的ではないのだろうか?」と私は考えていましたが、楽観的なお話が多かったことに驚いています。大きなブレイクスルーが近づき、それがわれわれの業界にも波及するのではないか、ということを実感しました。

AIと人間が対話する世界になってきたときに、スマートフォンをわれわれ全員が手にするようになり、SNSからこれまで以上に情報発信するような現在では想像できない世界が実現しているとすれば、考えただけでもわくわくします。

このカンファレンスを最初に企画したのは、危機感からでした。

同業の経営者と話していて、業界に幻滅や失望感が出始めていることがお互いの共通認識としてありました。われわれのようなツールベンダーの責任も大きいでしょう。

しかし、AIさえ使えば何でも答えてくれるというような幻想で走り、企業側も上層部から「AIを使え」という指示があり、多くのPOC(Proof of Concept:概念実証)が展開されました。

ただ、結局のところ「お金と手間をかけた割には使えない」という失望感を持たれることに危機感があり、「AIにもできないことは多いけれど、この領域でこのように使えばしっかり使える」という、現実的な現状認識を持ってもらいたいと考えました。

さらに未来を考えたときに、どのような構成要素でいけば未来の人間とAIの付き合い方が分かるだろうということを、第一線の方々から話を伺う機会を作りたいと考え、このカンファレンスを企画しました。

規模を少し抑えて開催し、参加申込みも最初の4日で閉じてしまったので、お越しいただけなかった方もたくさんいらっしゃったようです。そこで来年は規模を大きくしつつ、海外からもスピーカーをご招待して、より価値のあるイベントにしていきたいと考えています。

ぜひみなさんにご支援いただき、よりよいものを作っていただきたいと考えています。また、このような場所でお会いできることを楽しみにしております。

本日はありがとうございました。